2017年6月24日土曜日

リコー特損1080億円、適切な時期に開示せず

リコー特損1080億円、適切な時期に開示せず
2017年06月23日 09時06分

 リコーは22日、2012年3月期と14年3月期の単体決算で、1080億円の特別損失を、適切な時期に開示していなかったと発表した。

 連結決算には反映済みで、業績への影響はないという。
 事務機器を扱う米国のグループ会社2社が販売不振で業績が悪化し、12年3月期の単体決算で1078億円の損失を計上した。14年4月には、グループ会社の一つが解散し、日本の本社がグループ会社への貸付金を放棄したため、14年3月期の単体決算に2億円の特別損失を計上した。
 東京証券取引所に上場する企業には、利益や売上高に大きな変動があると判明した際、速やかに情報を開示する義務がある。リコーは、「4月に経営陣が交代し、過去の情報開示を洗い直す過程で発覚した」(広報)と説明している。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170623-OYT1T50036.html


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